こんな施術を行っています
基本的な施術は全身に対してアプローチを行います。オステオパシーの考え方として身体を治しているのは患者さん本人なので、患者さん自身がその症状に立ち向かえる身体にする事を目的としています。
一見同じ症状の患者さんでも、その原因は様々なので全身に対してアプローチを行いながら同時に検査も行っています。その為、同じ症状の患者さんに同じように施術をしたとしても、その患者さんによって施術に対する反応は違います。それはその患者さんが持つ自分の身体を治す力がそれぞれ違うからです。
長期間症状が続いている身体は、長い間病気の状態と同じです。いきなりスタミナをつけるために焼き肉を食べさせないのと同じで、患者さんの状態にあわせておかゆの用に刺激の少ない、身体が受け入れやすい施術から始める場合もあります。
急性期など全身に対するアプローチがその症状に対してマイナスになってしまう場合は、適切な箇所に対して部分的な施術を行います。
もちろん最終的には痛みを改善する事が目的ですが、施術の目的は痛みというサイレンを消す事ではなく、サイレンを鳴らしている原因を取り除く事です。
そして原因が取り除かれた状態をできるだけ長く維持できる為に、身体にいいクセを付けつける事です。症状というのは全身の不調、全身の問題で、昨日まで健康だった身体が、今日いきなり悪くなる訳ではありません。だんだんと悪いクセがついていってしまうのです。一度ついてしまったクセはすぐにはとれません。また自分ではクセに気がついていない場合もあります。
それをだんだんといいクセを身体に思い出してもらうと、今度は少し悪い姿勢をとったとしてもいいクセがついているので、お風呂に入って十分な睡眠を取ると、次の日起きたときにはまた良い状態に戻っていきます。これが最終的な目標になります。それでこの段階まで身体の状態が戻った患者さんはいったん卒業していただき今度は、メンテナンス、予防として悪いクセに戻らないように時々(月1回程度)施術を行います。
※精神安定剤・痛み止め・各種の薬を長期間服用されている方は、施術をしても身体の反応が起きづらい事がありますが、続ける事によって効果が得られます。